プロフィール

吉川裕子

1990    武蔵野美術大学 短期大学部 空間演出デザイン科 卒
1991                  同専攻科      卒
1991~93 某照明会社にて照明プランの仕事をする。
1993~95 陶芸家甲斐哲哉氏に指導を受ける。  
        陶で灯りのアートピースを創り始める。
1995~99 単身イタリアへ渡り、工芸に触れる。 
        各地を旅しながら、古くなる程美しくなる建物や
        今まで見た事のないすばらしい風景、
        生きる事を楽しむ心などなど、、、沢山感銘を受ける。
1998~99 陶芸家luciano landi 氏に指導を受ける。
1999    帰国後、八ヶ岳高原ロッジ陶芸工房に勤務
2000    結婚を機に東京都国分寺市にて制作活動を始める。

2009    朝日現代クラフト展 入選
        神戸ビエンナーレ現代陶芸コンペティション 入選


IMG_1780こんにちは。
物づくりを生業にするようになって、11年が経とうとしています。
御陰さまで、いろんな方々に支えられて、なんとか続けてくる事が出来ました。
本当に感謝でいっぱいです。
私は、ずっと、住処(自分の居場所)をテーマに作品を創ってきました。
なんとなく建物からもれる灯りが好きだったし、なぜかほっとする感じが自分の中にあり、最初は、自分のために創っていました。
20代は、自分の居場所を探して実際に旅をし、30代は物づくりを通してやはり自分の居場所を探していたように思います。そして、自分の心の中を旅して、見えてくる風景を作品にしていることに気がつきました。私にとっては、それがとても心地よく、旅する事が私の居場所なんだな~と思うようになりました。そして、物づくりだけでなく生きる事そのものが旅なんだ と思うようになってからいろんな事がとても楽になったのを覚えています。
これからも、旅の途中の風景を形にしていけたらいいなと思います。
そして、どこかで共感していただける旅の風景に出会えたらすっっごくうれしいです。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

                       2011年11月11日    吉川裕子